マツコの「悪口を言わない人は信用できない」という意見に思う所

2018年8月10日雑記

つい先日、思考停止しながらネットニュースを見てたら、ヌッと目につく物があった。

タレントのマツコ・デラックス有吉弘行が、きょう8日(23:45~ ※一部地域除く)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』で、「人の悪口を言わない人は信用できない」という意見に賛同する。※以下のリンクから一部抜粋

これを見て、普段人の悪口を言わない僕でも、なんとな~く分かるなぁと思ってしまった。

人の悪口を言う人は正直者

まぁほんと、個人的な判断だからあんまり当てにはならないんだけどね。

人の悪口ってぶっちゃけ誰でも言うものなんですよね。理由としては極単純、人間だから

人間社会は上下関係。常に比べることで成り立ってるんですよ。下がダメで上が良いというのが人間の常です。
ダメなものは悪口の対象です。言われて当然なんですよ。

では、悪口を言わない人は人間じゃないのか?と言われたら、そういうワケでは無い。
単に人間味がない、正直に生きてないという意味。きっと自覚はないと思いますが。

人間誰しも完璧では無いし、必ず1つや2つ悪いところがある。これは誰しもが分かってることだと思う。

例えば、どんなに優しくて人の悪口を決して言わないような人でも、
仕事が出来なかったり、声が小さくて聞き取りづらかったり、性格が暗かったり、仕事の指導が厳しすぎるetc

言い出せばキリが無いほど、人によっては受け付けられない部分、ダメなところが必ず存在します。
そして、どれか一つでも該当しようものなら、悪口を言う人は、そういった人の“粗"を見つけて指摘します。

言い方の程度はそれぞれ人によるかと思いますが、なかには度が過ぎたような過激な口調で罵倒する人もいます。
しかし、それがどんな口調だろうが、僕は悪口を言う人に対して決まってこう思ってしまいます。

「正直な人間だなぁ」と。

思ったことをちゃんと言える、人の悪い部分を指摘できる、そして他人に興味を持っている。
実に人間らしく、正直な人。という印象を持ってしまいます。

 

そして、悪口を言うのもそれなりのリスクもありますよね。
誰しも悪手とも思える行為なので、相手の気を悪くするのは勿論、喧嘩にまで勃発する可能性もあります。

しかし僕は悪口を言うから性格悪いとはあまり思いません。
寧ろ、「嫌われる可能性すらあるのによく言えるな」と、その勇気や度胸を称賛してます。

陰口を聞かされるのは、信用されてる証

前述した通り、僕は悪口を言う人間は正直な人間などとして見ています。

そして悪口を陰口に置き換えたら、僕は更に見る目を変えて、正直な人間且つ信用出来る人に変わってきます。

 

何故かと言うと、陰口を言う人は基本的に誰彼構わず悪口を吹聴(ふいちょう)し回ってるわけではないんです。
自分で大体の目星を付けて「この人になら言っても大丈夫だろう」「この人と話したらきっと面白い」と認知して、陰口を聞かされることが多いです。

つまり、人の悪口を聞かされているというのは、その人から一定の好感や信頼を得ているということになります。

だから初めて「腹を割って話してくれたから、こっちも話そう」という気持ちになれるし、
信頼してくれるなら「この人になら直接指摘できそう」という気持ちになれる。

 

上記を踏まえて僕は、人の陰口を言う人間に対し、直接悪口を言えるようになることがある。

例えば、「お前足太くねぇ?」という悪口に対し、「いや、お前が細すぎんだよ」という返しや、
「彼女が料理下手くそなんだよ」には「お前はなにか作れんの?」といったような、ふざけた会話ができる。
返し方が少し性格悪く、悪口かどうかもまた微妙だが、あくまで一例として捉えていただきたい。

このように僕は、悪口を聞かされる人に対しては警戒心が薄れ、そいつに対して正直になれるし、
ある程度信頼もしてしまう事がある。

少なくとも、悪口を決して言わない人には上記のようなふざけた言い合いや返しは出来ないし
心の底からその人に対して思ったことや、物言いはできない。
悪口を言わない人は、言われる事も恐れているから。

 

悪口を言う人は、思ったことは正直に指摘してくれる安心感がある。
だからこっちも安心して正直になれる。

なにより、ふざけた会話が出来たほうが、当然こちらとしても楽しい気持ちになれる。
だから会話を広げようと、なんでも話したい気持ちになってしまうのだ。

悪口を言わないのは他人に無関心

当然として、その人に関心がないと悪口なんて出てこない。

悪口の対象となってい人の良心てきな部分しか見ていないのであれば良いのですが、
大半はなにも考えていないことがほとんどだと思う。

そんなことより自分が楽しむことを考えるか、帰って何しよう~なんて思っています。
自分に必死な人、他人に興味がない人、様々です。

ただ性格が悪いだけという例外もある

ここまでは、悪口を言う人は信頼できる良いやつ!というように書いていたが、
当然として全ての人が信頼できるイイヤツとは限らない。

例えば悪口を言うXが居たとしよう。
XはAと居るとき。Bの陰口を言っている。
反対にXはBと居るとき。Aの陰口を言っている。

このような人間は信用してもいいか?と言われれば、それは間違いだと思う。

恐らくこのタイプの人間は常に人と人を比べたり、周りを蔑んだりして行動してます。
自分が一番、自分だけが得したい、だから嫌われまいと、悪口を吹聴しまわってます。

とにかく自分が周りから嫌われなければ、他はどうでもいい。という人種であるため
まず信用するに値しないでしょう。

 

悪口を聞かされて、「この人は信用しても良いものか?」
という見極めは、最終的には自分で判断しなければならないでしょう。

終わりに。

あくまで悪口というのは、人から信用を得るための一つの手段に過ぎません。
悪口を言えば信用される、それが正しい、ということではない。

多少のリスクはあれど、信用されるには最も簡単で手っ取り早い手段だということ。

結局は自分が良いと思った人を信じれば良いです。

 

僕は人の悪口をまったく言わないような人とは、あまりつるまないですね。

悪口を言わない事は益にも害にもならず、無難すぎてつまらないです。

Posted by ふっしー