二人暮らしの食費平均が高すぎる!2~3万に抑える具体的な方法

料理, 節約・お得情報

※食費には食べる量、地域ごとによる物価など世帯によって差があります。記事の内容は参考程度に留めるように予めご了承お願いいたします。

 

総務省が調査して発表した統計によると、二人暮らしの食費は一年間を通して全国平均は、月48,346円となるようです。

※統計データは2017年のものです。

参考:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり年平均1か月間の収入と支出 – e-Stat

そのうち、調味料やお菓子類、酒類、外食費は全て込み(給食費は除外)での計算となっています。

 

そして僕らが住む北海道では、平均46,310円…。

 

「…おいおい、ちょっと高すぎるんじゃあないか?o(`ω´*)o」

 

僕たち二人の食費平均は2~3万円です。

ってなわけで、参考までに僕ら二人の年間食費を公開しよう。モチロンお菓子、酒、外食込の計上です。

2017~2018年 食材、飲料、外食費 お菓子、酒、ジュース類 合計
11月 16,500 6,001 22,501
12月 20,672 7,249 27,921
1月 25,965 6,370 32,335
2月 15,909 4,221 20,130
3月 25,244 2,229 27,473
4月 20,232 1,516 21,748
5月 24,314 3,088 27,402
6月 23,972 2,243 26,215
7月 20,929 1,392 22,321
8月 19,256 2,529 21,785
9月 19,659 2,943 22,602
10月 30,460 1,881 32,341
平均 21,926円 3,472円 25,398円

一月でおおよそ25,398円。北海道での平均よりも20,912円安いという結果になった。3万超える月はほとんど無い。

それでも僕はそこまで切り詰めているという感覚はあまりない。

食品を平気で腐らせて捨てたりするし、出汁を再利用だの、調味料を自分で作ったりなどと、細かいことは一切やっていない。

 

そんなわけで、以下に僕らが食費を平均よりも減らせている要因になっているであろう、具体的な方法を書いていきます。

 

二人世帯の食費の節約は自炊が当たり前。

外食は一人ならまだ許せる範囲内の支出ですが、二人で外食を頼むと二品頼むことになるため、単純計算で倍になりコストがめっちゃかかります。

例えば、外食でラーメン2杯頼めば1,500円は掛かりますが、自炊で同量を作ればせいぜい300~400円程度で収まります。おいしさとかじゃなく、カロリーや栄養的観点での話です。

外食はお腹を満たすものではなく、ラクに美味しいものを食べに行くものだと割り切ったほうがいいです。安く健康的に、であれば自炊は絶対条件です。

料理の知識がなくても、いまはネットで検索するだけで、誰でも自炊ができるようになっている時代です。

 

僕たちはこの外食を月に1~2回にするなど、極端に抑えているため食費を大きく節約できていると言えます。

ちなみに、冒頭の総務省データでは全国平均だと外食費は月々7,431円だそう。意外と少ないですね。

POINT

外食は、自分で作るのがむずかしい料理や、おいしいものを食べたい時だけ利用します。

 

ただし自炊はデメリットも多い。人によって向き不向きもある

自炊をするとお金は節約できても、変わりに時間は失います。

さらには料理だけではなく、食材を買いに行く時間も使うし、食器を洗ったり片付ける手間も必要です。

 

『自炊は時間を使って金銭を節約している』と、前向きに考えるしかないです。

片付けなどあらゆる面で、工夫を考えなければ継続は難しいところではありますね。

自炊が自分に向いてないと感じ始めたら、むりに食費○万にこだわらずに、惣菜や外食に頼るのがいいです。

ストレスのない程度に節約していくことが一番です。

 

食材へのこだわりがあると食費を減らすのは難しい。

金銭に余裕が出てくるとこういった傾向が強くなってきますが、いわゆる品質によるこだわりです。

「肉は国産じゃないと~」「ドレッシングはこのメーカーじゃないと~」などなど、

食材ひとつ言い出せばキリが無いほど、高価なものへの執着をやめなければ節約は難しいです。

 

調味料程度であれば、多少のこだわりを持っても費用が大きくかさむことはありませんが、

日常的に消費する食材に対してのこだわりを持つと、コストが大きくかさむことになり食費がうまく抑えられません

 

食材は外国産、中国産の食品をうまく活用するといい。

国産品はどれも品質がいいものばかりですが、どうしても高くなりがち。逆に中国産などの輸入食品はどれも安いです。

「中国産は体に悪い、健康被害が増える」というイメージが先行して、安いもの避けしたくなる気持ちは分かります。

しかしそれは、各所での扇動(せんどう)記事やイメージだけに過ぎません。

 

昨年、厚生労働省が公表した「食品監視統計」によれば、実際は中国産の食品に問題があったケースは、ほとんど無いという検査結果がまとめられたデータが出ています。

【輸入件数が多い上位 5 カ国の検査率と違反率】

  中国 米国 フランス タイ 韓国
輸入件数 788,273 226,444 211,511 168,129 122,337
検査件数 75,173 18,951 12,291 12,569 6,272
違反件数 191 135 32 59 24
検査率 9.5% 8.4% 5.8% 7.5% 5.1%
違反率 0.25% 0.71% 0.26% 0.47% 0.38%

参考:公益財団法人 食の安全・安心財団 – 中国からの輸入食品は危険であるとする記事について

中国から輸入する数があまりにも多すぎて違反の数も比例しておおくなるだけであって、違反率でいえば実は中国産はもっとも低いです。

逆に、アメリカからの輸入食品がもっとも違反率が高いですね。

まぁこの違反率で健康問題を完全に結びつけるわけではないですが、きちんと検査でクリアーされているものが売られているという一つの指標になります。

 

個人的には、中国産の品質についてはあまり褒められたものではないですが、その分安価で提供されているため節約には欠かせない存在です。

普段の食事はこういったものに頼り、いざ美味しいものが食べたいというときに限り、高品質な食品を買うなどの、使い分けが重要です。

POINT

こだわり食材は、来客時やなにかの記念だけでOK!
普段は中国産などの安物食材で節約します!

 

肉、魚は初めから冷凍されたものを買う。

僕は夜勤であるという都合上、セール品を狙える機会がすくなく、生鮮品はいつも冷凍物を買っています。

それに、スーパーにあるまじきパックで販売されているものは、期限が近づいていてるような見切り価格ではないものは、大して安くないことに気が付きました。

 

しかもパック販売のセール品には、たまに(解凍)と記載があることがあります。これは一度冷凍してあったものを、お店で解凍したものです。

それを安いからという理由でまとめ買いして、家に持ち帰ってまた再冷凍は確実においしくないと思いますし、持ち帰り中に温度が上がり菌が繁殖したりなど、健康上のリスクもあります。

これらは冷凍せずに、その日限りで使い切るのであればいいのですが…。

 

というわけで僕は、業務用サイズで初めから冷凍されてあるものを買っています。

業務スーパーであれば、鳥もも肉がいつでも2kg700円でまとめて売ってあったり、豚肉も500g500円程度で販売されています。

グラム単価にしても十分安いですし、パックから小分けして再冷凍の手間も不要です。(鳥肉を除く)

最近はイチから作るのが面倒になってきて、唐揚げや豚カツまでも加工済みの冷凍物を買っています。

冷凍庫内は常に混沌としてカオス状態だ。
POINT

冷凍品をたくさんストックすることで、買い物の回数も大幅に減らせます。
時間の節約にも一役買ってくれます。

 

野菜は旬のものでOK。チラシのセール品で特売を狙うか八百屋で買う。

節約のためだからといって野菜を食べないのはナンセンス!野菜に豊富に含まれる様々な栄養は肉だけでは補えません。

今は新聞をとっていなくても、スマホやPCがあれば無料で特売チラシが見られる時代です。

トクバイ

トクバイ
開発元:Tokubai inc.
無料
posted withアプリーチ

買い物前にチラシを見ておくなどで、目的の物が安く買いやすくなったり、無駄足を減らすことも出来ます。

イオン系列のお店では火曜市で旬の野菜や果物が安くなる傾向が強く、納豆やキノコ類も値引きされることが多いためオススメです。

セール品も、だいたい季節ものが安くなる傾向がありますね。
例:夏はレタス、冬は白菜など。

 

また、近くに八百屋があれば、節約に強い味方になってくれます。

個人が経営してる八百屋であれば、気前よく野菜がタダでもらえることもあります。

ただし、八百屋は傷んだ野菜を並べられていることが多いため、目利き力を身に着けて行かなければ、買ってすぐに野菜を腐らせてしまうことも…。

目利きが慣れないうちは、ある程度お店側で選別して並べられている、大手スーパーで買うことをおすすめします。

 

カット野菜は高い!下処理がめんどくさい物は冷凍野菜を買うのがベスト。

僕はカット野菜は一度も買ったことがありません。というか、値段と量を見れば割高なのは一目瞭然です。

ただし保存処理、下処理が面倒で日持ちがしない野菜に関しては、冷凍野菜がめちゃめちゃ便利です。

 

僕がいつも買っているおすすめ冷凍野菜はブロッコリー、コーン、パプリカあたり。

とくにブロッコリーは栄養豊富で冷凍でも安いため、重宝しています。業務スーパーの冷凍野菜は安くて種類も揃っているためリピートしています。
例:ブロッコリー500g/130~150円など。

 

「冷凍野菜って栄養ないんじゃないの?」という方に向けた結論としては、ビタミンなどほとんどの栄養は、生野菜と同等かそれ以上となる事があるようです。

しかし、βカロテンは冷凍で壊れることが多いため、カロテンが豊富で通年通して安い人参などは生で買って食べると良いですね。

 

買い物回数を減らすには日持ち食材を買うのが手っ取り早い

多くの主婦たちは節約のためには、口を揃えて買い物回数を減らすのがいいと言われています。

買い物が多くなると、無駄な物を買ってしまいがちになるそう。

 

回数を減らすコツとしては、日持ちするものを中心に買いこむ方法が一番いいです。

【買い物回数を減らすオススメ食材】

  • 乾物
    乾燥わかめ、乾燥ひじき、切り干し大根、凍豆腐など
  • 冷凍物
    肉、魚肉、野菜など
  • 缶詰全般

他にも、小麦粉やパスタなど主食になりえるものもオススメです。

副菜は惣菜に頼らず、ある程度自分で作るという意識も重要です。

まとめ買いは最小限のお店で。はしごは極力ひかえる。

安さを追求するためには、様々なお店をはしごするのは必須です。

しかし、はしごするための移動に自転車や歩きではない限り控えたほうがいいです。

近場やついでの道ならばいいですが、ガソリン代や交通費もタダではないですし、差額のために時間を使う価値はあるのか、はしごする前に費用対効果はしっかり考えるのがいいです。

↑ひとつの店で3,000~6,000円を使うことは珍しくない。
イオン系列では、5%offの日に調味料などを買い込みます。

食費が浮いても交通費で高く付いては逆効果なので、はしごは経路を考えて最小限にします。

同棲二人の食費2~3万の食事例

参考例として、僕たちが普段食べているものを公開します。「この予算ならこんなものか」という一つの目安となれば幸いです。
※インスタ萎え注意

朝~昼ごはん

ホームベーカリーを購入して以来、食パンを頻繁に作ります。

これに適当な調味料とピザチーズを乗せたり、目玉焼きを乗せてホットサンドにしたり。

あとはパスタを茹でたり、ホームベーカリーでピザとかうどん作ったり、炭水化物のオン・ザ・パレードですわね。

面倒なときは前日作りすぎた残飯で過ごすこともあります。豚汁、カレーなど。

夜ごはん

油そば
前日多めに作って残飯処理
チーズタッカルビはピザチーズの消費に良い
麻婆豆腐は豆板醤の消費に良い

僕たちはフルタイム勤務ではないので、1日二食で終わることも多いです。

夕飯までに小腹がすいたらフライドポテトをつまんだり、クッキー作ってつまんだり…。

ちなみに魚は高いし、下処理も面倒なため、DHAやEPAに変換できる亜麻仁油、えごま油で代用することも多々ありますね。

まとめ

  1. 自炊をする
  2. 業務用の冷凍物を買う
  3. 買い物は週一、日持ち食材を買い込む

外食を月1~2回、酒をあまり飲まないようにすれば多分2~3万は普通に行けると思います。

あと僕は料理のレパートリーが少ないので、余計な物を買わないように出来ています。

料理が好きでいろいろ作りたい人はそのぶん食費に影響がでるかもしれませんね。