フリーターが国民年金を10年間「未納」で無視。差し押さえはどうなるのか?

どうもふっしーです。
国民年金の保険料って高いし、機構も含め将来はどうなるか分からないし、できれば払いたくないものですよね。
年金と検索すれば、サジェストに「未納」「滞納」が出てくるあたり、多くの方がそう思っていることかと思います。
しかし、「年金を払うのが国民の義務」だとか、「払って当たり前」という風潮はなんとなくあるので、滞納することが後ろめたいことだと思うひとも少なからずいますね。
そのため、年金を滞納している人は、年金についてなんとなく話しにくい雰囲気があります。
…前置きが長くなりました。
年金を10年以上も滞納するとどうなるか?というと、僕自身の話ではないのですが、実際に全て無視し続けている人は身近にいます。
その人は未納を続けてどうなったか?催告状が来たり、差し押さえ予告が来たりしたのか?と疑問に思うところです。
少しだけ、本人から直接話しを聞いてみました。
現在は無職で遊び呆けている、通称「無敵の人」です。
結論から言って、「差し押さえ」はない。
一応、年金を放って置くにあたって、年金機構から何らかの封書は届くようです。
これは、少しでも滞納したら誰にでも届くものなので当然でしょう。僕にもよく届きますね。
しかし、その方は「年金制度」を深く理解していなかった、はたまた将来を深く考えていなかったのか。
封書を開封すらしていないようでした。
少し驚いたが、流石に10年もの年月を無視していたなら、特別催告状は愚か、最終催告状まで届いていたのでは…?(最後には差し押さえ予告が届いて持っていかれるようだが…)
だが本人は、これまでに差し押さえにあった経験は一度たりともないという。
世帯年収はあっても、本人所得が低ければ差し押さえは無い?
差し押さえに遭わなかった本人は、今までにずっと実家で暮らしつつ、アルバイトとニートを転々とした生活を過ごしている。
本人所得は多くとも最大で200万、もしくはそれ以下になるでしょう。
同世帯である、実家の両親は正社員として働いており、共働き世帯であるため世帯年収は300~400万は間違いなく超えているはず。
そこから更に本人年収も合わせてしまえば、500~600万は行ってしまう。だいぶアバウトな計算だが、低く見積もってもこれくらいでしょう。僕含め、事細かに両親の年収を把握してる人ってあまり居ないよな…。
因みに差し押さえ対象者となるのは、2017年度からは本人所得が300万以上、7ヶ月の滞納期間となっている。
そしてこれは噂程度のものだが、本人所得だけではなく世帯年収でも影響すると言われている。
しかし、仮にこの噂が本当ならば、当の本人は条件としては対象者となってしまうのだが、実際に差し押さえにあっていないということからほんの噂程度のものでしょう。
そもそも「差し押さえ」って本当にあるのか調べてみた。

市民税などは、年収額と請求額に勝手に比例してくれるので、ある意味公平な制度と言えます。
しかし年金基金の場合、20歳になってしまった暁には勝手に加入させられ、稼ぎがあろうがなかろうが、免除申請をじぶんで提出しないかぎり、加入者全員同額の保険料が請求されてしまう。
これらは義務教育でも習うことは無いので、年金に加入したことすら気付かない人も中にはいるのでは…。
そんな不条理な制度に、お金を勝手に持っていかれることなどありえるのだろうかと。可能な限りで調べてみました。
結論から言って、差し押さえはありました。
僕本人が差し押さえられたわけではないため、証言はできないのですが、ゼニエモンというサイト様がこれについての記事を載せています。※以下にリンクを掲載
外部リンク – 他人事じゃない?年金未納による差し押さえの体験談 – ゼニエモン |
見たところ、個人事業主の方に直接インタビューをして、差し押さえまでの体験談を綴った記事です。
差し押さえられた方の具体的な年収などは記事中では明かされていませんが、実際に届いた封筒などをしっかり掲載しており、信憑性はありそうです。
他にも、Q&Aサイトで差押調書が届いたという質問を、画像つきで発信しているところもありました。
外部リンク – 差押調書謄本が来た – OKWAVE |
この方も、年収やどのくらいの放置期間があったのかは明かしていません。
しかし自ら差押調書膳本の画像を撮影して掲載しているあたりから、本当にあった出来事なのだと伺えます。
以上のことから、国民年金でも差し押さえは実際にありえることだと思っていいでしょう。
しかし、所得が300万以下で強制徴収されたという事例はありません(発見できなかった)し、世帯年収に依存するのかどうかまでもハッキリとはわかりません。
僕の身近な人をソースとするならば、本人所得が低ければ、10年以上完全無視でも差し押さえは今のところありません。
逆に言えば、現在で所得300万以上の稼ぎがあれば、差し押さえの可能性は十分にあるということですね。
おわりに
- 本人所得が300万以下であれば無視しても強制徴収は無し
- 所得が差し押さえ条件に合致していれば、差し押さえはされる
といった感じです。
元より強制徴収の条件は400万以上だったのが、年々として条件は変わっていってます。
現状では普通に考えて、条件が緩くなるということはあまり考えられないでしょう。
余談ですが、話を聞いた身近な人物とは今後も付き合いはあると思うので、年金機構から何らかの封筒が届いたら見せてもらう予定です。
最終催告状とか実物を見たこと無いので、もしも見られたら面白い。
それでは!!
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