【京アニ放火】遠藤チャンネルが不謹慎動画で炎上。それでも遠藤は悪くない

2019年7月20日雑記

どうも、最近YouTubeを視聴することにハマっているふっしーです!

 

そんな折、先日以下のような痛ましい大事件が起きました。

2019年7月18日の午前10時半ごろ、京都アニメーションスタジオに不審者が侵入し、ガソリンを撒いて火を放ちました。
これによりスタジオは大火災が発生し、死傷者35人(20日現在)にまで昇る大事態となってしまいました。

 

この事件を取り上げるように、以下の「YouTuber」が台頭します。

 

不謹慎動画を投稿し続けるYouTuber『遠藤チャンネル』

遠藤チャンネルは最近、急速にチャンネル登録者数を伸ばしているYouTuberであり、7月20日現在の登録者数は3万5000人です。

 

動画のスタンスとしては、あらゆる時事ネタを世間とは大きく異なる逆の発想で、意味不明な持論を唱えながら「犯罪者を擁護」したり「称賛するべきところを貶す」ような

一風変わった芸風の動画です。ジャンルとしては「物申す系YouTuber」となるのではないでしょうか。

 

決めゼリフ「悪くないっすねぇ~」が特徴の遠藤チャンネル。

 

「遠藤チャンネル」ガソリンを撒いた放火犯を擁護する動画を投稿する。

動画タイトルは「京都アニメーションを燃やした男は悪くない!」

内容としては以下の通り。

映像の内容は「男(犯人)は悪く無いっすね。なんでかっていうとこれ正当防衛なんですよね。どういうことかというと彼は放火した際に『パクリやがって』って言ったんですよ。その言葉から分かることは、彼はアニメを作る仕事をしていたんです。で、彼がアニメが作ったアニメをパクったんです京都アニメーションが」と謎の持論を展開。

引用:ニコニコニュース – ユーチューバー「京アニ放火事件は正当防衛で犯人は悪く無い]

 

この明らかに不謹慎で意味不明な動画を投稿し、事件が事件なだけに世間から大きな批判を集め大炎上しました。

3日と経たず瞬く間に再生回数は50万回視聴を超えコメント2万、低評価は7万となり、遠藤チャンネル史上最も勢いのある動画となりました。

批難の場は動画内のコメントだけではなく、ニュース記事やTwitterなどSNSでも話題となっています。

 

それでも遠藤悪くないっすねぇ~。

別に僕は遠藤の動画が面白いと感じないし、信者でもないと思いますが

結論から言って遠藤は「何が悪いの?」と思います。

 

彼は思ったことを言っただけである

発言や表現の自由とあるように、彼は自分の憶測と感想を踏まえた動画を出しました。

それ以上でもそれ以下でも無いですね。

 

彼は動画中の冒頭で事件の事柄について軽く説明をし、その後『今回の男について思ったことは…』と言っています。

その後「犯人の男は悪くない」と言っているだけであって、この事件や放火、犯罪行為が悪くないと言っているわけではない。

なので犯罪擁護、助長にはなり得ません。あくまで京アニと犯人との関係性や、男の心情について犯人側に加担し擁護しているだけです。

 

『えっ?じゃあ放火した犯人悪いだろ』って思うでしょう。それが普通です。

遠藤は飽くまで憶測と持論です。しかしこの行為を正当防衛と言うのは考え過ぎで極論とも言えるので、それが炎上の火種となったのかもしれませんね。

過去にあげた動画を見るに、明らかに狙った手法であると思いますが。

 

謝る必要性もない

遠藤に対し「謝罪しろ」と言う意見はありますが、まず何に対し謝罪するべきでしょうか。

前提として彼は、ファンを獲得するような動画づくりをしている訳ではないです。

ただいつもどおり、憶測と持論を放った。それだけです。

 

事件の内容を改竄したり、嘘を言っているわけでもありません。

 

別にファンを裏切るも何も無いですね。周りが勝手に支持し、勝手に失望しているだけであって

遠藤自体がファンに向けて媚び売っていたり、サービスをしながら活動しているわけではありません。

 

それに個人や遺族、関係者に向かって侮蔑したりしているわけでも無いようです。これが侮辱的発言、というのも少し考えすぎかもしれません。

侮辱だと思ってしまうのは「あなたが家族や京アニを大事に想っている」からに過ぎないのでしょう。

これが不謹慎だと思ってしまうのも、それと同等の理由になります。

 

もしもの話をしてしまえば、中国や北朝鮮で同様の事件が起こり、遠藤が似たような発言をしても、きっと大半の日本人は「どうでもいい」と思うでしょう。あるいは「中国、北朝鮮だから当然の事件」と言い放つのではないでしょうか。

仮に京アニ被害者の親や子が居たとして、もしも遺族に対し日頃から虐待を行っていたとしたら、今回の件でその遺族は「救われた」と思うのではないでしょうか。

これらはあくまで僕の仮説と憶測に基づいた内容ですがね。

 

通報する意味をよく考えてほしい

動画内のコメントには、通報を煽るようなコメントが散見されます。

しかしその通報は、ほぼ私情による通報だというのは明らかです。

なぜなら前述したように動画には犯罪を助長するものではなく、個人に対する侮蔑的表現なども皆無、もしくは限りなく少ないからです。

 

多くの方が通報することに大きな理由はなく、大半が「自分がこのチャンネルを気に食わないと思ってるから」という主観的判断で通報しているに過ぎません。

自分の正義感で他者の表現を殺そうとする考えは、あまりにも横暴なのではないでしょうか。

 

結果的に遠藤が悪いかどうか、最終判断を下すのは「YouTube」「法律」が決めるものですが

なぜ遠藤チャンネルが残り続けることができて、事件にもならないのか、よく考えてみましょう。

 

炎上商法を成立させたのは遠藤ではない

まず言えることは、遠藤は炎上商法を利用しているだけであって、これを可能にしているのは理性のない人が多すぎるからです。

 

遠藤はただ、自分の思っている憶測や仮説を立てて、個人の意見として動画を投稿しているだけでした。

そしてそれを炎上させてるのは紛れもなく視聴者であり、不謹慎だと騒ぎ立てる人のお陰と言えます。

たまたま「周りが騒いだから勝手に炎上した」んですね。

 

遠藤はこの人間の性質を使って、炎上を煽るような動画を作ったわけではありますが

そのコンテンツを完成させるのは視聴者です。

 

個人的に遠藤がやっている事は褒められたものではないと思いますが、全員が全員、理性をしっかり保ってくれれば遠藤は炎上しない

そもそもこのクソみたいな、炎上で稼げるビジネスなども生まれなかったでしょう。

ついでにこのクソ記事も生まれなかった。

 

感情論で物事を進めると、犯罪性は増してくる。

動画内のコメントなどでよく「遠藤みたいなヤツが犯罪を犯す」と言われていますが、これは違います。

すべての動画に目を通した訳ではありませんが、前述したように今回の遠藤の動画には犯罪を促進するような表現はなく、飽くまで犯罪者に言及をしているのみ。

仮説や意見は世間とは大きく違えど、やっていることはニュース番組にあるまじき評論家やジャーナリストなどと変わりありません。

そこに犯罪性など無いのは明白です。

 

しかし、感情で動く人に関しては別です。

そもそもこの事件のきっかけとなった男には、理性が欠けていたからこそ起きた犯罪です。

「憎悪」「嫉妬」「怒り」など、あらゆる感情に身を任せた結果がこのような事態を招いたのです。

 

遠藤の動画内にあるコメントには、自分の中にある正義感や個人的私情によって二次被害を及ぼすようなコメントも多数あります。

このように「私刑」を促し暴行罪を助長するような書き込みがあり、個人の住所や電場番号を特定しようとしたりなど、名誉毀損になりえる言葉も沢山飛び交っています。

※リンク先は「遠藤チャンネル」へと繋がる

 

身勝手にも彼らは、今回の事件のような放火犯と同じ土俵に立とうとしていますね。

感情を制御できない人ほど恐ろしいものはない。

 

まとめ

さて、ここで今回のまとめです。

  • 遠藤の動画は犯罪を促す動画ではない。発言の自由に基づき持論を述べただけ
  • 炎上商法を拡散、成立させている「不謹慎厨」の罪は重い
  • 遺族に失礼だと決めるのは他人ではなく当事者
  • 理性のないやつが犯行を犯す

 

ということで遠藤は悪くないと言えますね、はい

 

それと最後に、この京アニ事件をネタに追悼や心配をする動画やツイートは散見するけど

これらも「人が死ななければ生まれなかったネタ」でしょ。やってることは違えど、思想は遠藤と一緒じゃないですか。

動画内で追悼して良い人だと思わせファンを獲得したり、心配ツイートでなんの価値にもならない自己顕示欲を満たしている。

 

そんなに京アニや遺族を想っている暇があるならば、黙ってアニメイトで募金活動でもしたほうが良いかと思います。

 

 

リンク:遠藤チャンネル