コスパで50cc原付に乗る時代は終わった。これから乗るべき乗り物を考えよう!

バイク

photo:ぱくたそ

どうもふっしーです。

僕はかつて『コスパの良い乗り物』と聞いて、まっ先に思い浮かべるものは「原動機付自転車(原付)」でした。

自動車よりも燃費が良くて保険代や税金などの維持費が安く、コスパが良いことで有名だったからです。

しかも自動車免許を取ってしまえば、50ccの原付を乗ることも可能になるため、免許代もかからずおトクです。

 

しかし、今から節約のために原付を買って乗ろうとしている方はちょっと待ってください。

残念ながらもう、原付のコスパ最強時代は終わってますよ…。

 

50cc以下の原付はほとんどが生産終了になっている。

まず、各バイクメーカーが原付自体を作らなくなりました。

 

理由の一つとして、2016年に排ガス規制が適用され50ccなどの小型バイクで規制をクリアすることが技術的にかなり難しくなりました。

作ることは可能でも、大幅なコストが掛かってしまうそうです。

これにより、すでに一部の50cc原付(モンキー、Dioなど)は排ガス規制施行後、生産が終了してしまいました。

安さが魅力の原付なのに、コストが掛かって今後売価も高くなってしまっては需要は今よりも更に落ち込むことになります。

ただでさえ電動バイクや電動自転車などが台頭して原付市場は縮小の図を辿っているというのに。

 

もう一つの理由として世界的に見て50cc以下のオートバイは需要が低いという事です。

日本には自動車免許を取得すると50cc以下の原付が乗車できるという付帯制度があります。

しかし、日本よりも40倍以上のバイク市場規模をほこるアジアやインドでは、100~110cc以上のバイクが主流です。メーカー的にはこの市場を狙ったほうが絶対的に美味しいです。

これらの国には、そもそも50cc限定とかいう免許区分はありません。

そのため50ccのバイクは、市場自体が下火になってきてる“日本のために作っている”と言っても過言ではありません。

 

詳細は以下になりますが、もはや原付は売って儲かるものでは無くなってしまうため、2020年の規制を機に50cc以下の原付は終息を迎えることになることが予想されます。

 

50ccの原付はいずれ20万円以上になる恐れがある。

大手バイクメーカーであるヤマハの社長は、昨年2018年2月13日に開いた決算説明会では以下のような公表をしたそうです。

日高社長は50ccバイク市場に関して「悲観的にみている」とした上で、「50ccの原付のお客様は日本国内においては軽四輪へのシフト、それから電動アシスト自転車へのシフトが始まっていて、50ccの原付はずっと漸減傾向が続いている」と指摘。

さらに「2020年の次期排ガス規制が始まると、50ccの原付は20万円近くまで値段を上げないとコストが合わない状況になると思っているので、さらに市場としては難しい状況になると思っている」とも述べた。

引用:ヤマハ日高社長「50ccは20万円まで値段を上げないと合わなくなる」 – レスポンス(Response.jp)

物を売る気でいるならば、現状を直隠ししてでも「需要はまだあるから売りたい」気持ちで売るはずです。

業界のトップに立つ人物がこのように述べるのなら、「もう売りたくない」ということなのかもしれませんね…。

現に、市場自体は狭いですが国内出荷台数でいまだに最も需要がある排気量は50cc以下のバイクです。

※クリック・タップで拡大します。

引用:二輪車をめぐる諸環境 (1)二輪車の普及状況と人口の推移

 

現在では安価な原付でも16万前後となっていますが、今の時点でも新車で販売するのは厳しい状況なのかもしれません。

今後50ccバイクが生き残るとしても、完全に趣味のバイクという形で残るのではないかと思います。

 

今からコスパ重視で乗るべき乗り物は『125ccバイク』か『電動自転車』がおススメ!!

photo: ビビ・DX – Panasonic

まずは『電動自転車(電動アシスト自転車)』から簡単に説明します。

一見、見ためは普通の自転車なのですが、電動モーターを取り付けることによりペダルの負担を大幅に軽減しながら走行します。

そのため平道はもちろんのこと、坂道で体力を使うことはありません。そして自転車と同じ扱いをされるため歩道を走っても…おっと。
(※歩道の走行は自転車であっても原則禁止です!)

では、今いちど原付と電動アシスト自転車の比較を、様々な観点からしてみましょうか。

 

まずは交通ルール上での比較です。

 

【交通ルールの比較】

  【原付】 【電動アシスト自転車】
ヘルメット装着義務 必要 不要
二人乗り 不可 不可
公道走行 可能(左車線) 可能(路側帯)
歩道走行 不可 原則不可
速度制限 30km/h 24km/h

もっとも大きな違いは、走行地帯の違いですね。自転車では、道路の左側の隅っこを走ることが原則義務とされています。

そして次にヘルメットの可否。原付は頭ぺちゃんこになるので気になる方は居るんじゃないでしょうか。

個人的には、フルフェイス型のヘルメットであれば雨の心配が無くて好きなんですけどね。

 

次に当記事のメインであるコスパ面で比較していきましょう。

 

【コストパフォーマンスの比較】

※アシスト自転車のバッテリー容量は16.0Ahで試算。

  【原付】 【電動アシスト自転車】
新車価格 160,000~230,000円 70,000~130,000円
自賠責保険(1年) 3,400~7,500円 不要
軽自動車税 2,000円 不要
任意保険 10,000円 不要
ヘルメット 5,000円/3年 不要
ランニングコスト 150円/110km 15円/59km
バッテリー代 2,500円/3年 40,000円/5年
両タイヤ代 4,000~8,000円/3年 4,000~8,000円/1年

 

【5年間の維持費】※走行距離5,000km/年

  【原付】※ 【電動アシスト自転車】
1年目 27,150 9,275
2年目 49,300 18,550
3年目 81,950 27,825
4年目 109,100 37,100
5年目 131,250 86,375
車体込みの合計額※ 361,250 207,100

※原付は自賠責5年で試算。
※車体価格は最高額のモデル基準です。

 

他にもベルト交換とかチェーンの注油とか細かいメンテナンス代は掛かると思うのですが、ざっくり計算で5年で154,150円も電動自転車が安くなるという結果です。
※使用環境により大きく異なります。

いうまでもなく、原付のコスパは悪いとしか言いようがないでしょう。

 

自転車よりもバイクがいいなら、125ccに乗れ!

「それでもバイクに乗りたい!」という方は小型二輪免許を取得して、51~125ccの小型バイクに手を出すのが最適だと思います。

維持費も50ccとほとんど変わりませんし、公道は60km/h走行で二段階右折なし!おまけに二人乗りもできます。

低速で維持費も大して安くない、50ccに乗るのはアホらしくなりますよ。

 

125ccについてもっと詳しく知りたい方は別記事を設けてあるので、そちらを参照してみて下さい。

 

安さだけで選ばず『自分にあった乗り物』を選ぼう!

コスパ最強の電動アシスト自転車にも、バッテリーが切れると自転車より重かったりなどデメリットはあります。

原付も、バイクでまったり走行を楽しみたいという方には需要はあるはず。

 

自分の趣味、生活スタイルや環境に合わせた乗り物を選びましょう!

 

ま、安さだけを追求するならママチャリが最強なんすけどね!